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マイクラでテレポートできるtpコマンドの使い方

クリエイティブモードで飛んでいると、「もっと早く移動したい」と思うことが多々あります。そんなときは、/tpコマンドを使ってテレポートしてしまいましょう。この記事ではマイクラでテレポートできる/tpコマンドの使い方をくわしく解説しています。簡単に作れるテレポート装置なんかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

テレポートできるtpコマンドの基本的な使い方

/teleportコマンドの構文

テレポートのやり方

マイクラでは/tpコマンドを使うと、プレイヤーを好きな場所にテレポートさせることができます。例えば、次のように入力するとプレイヤーが現在地から10ブロック上にテレポートします。

/tp ~ ~10 ~

Java版マイクラ、統合版マイクラ(スイッチ等)どちらでも、この構文でtpコマンドが使えます。自分が操作しているプレイヤーをテレポートさせるだけなら入力はかなり簡単(/tp+行き先)で、初心者でも使いやすいコマンドです。/tpコマンドと同じように使える/teleportコマンドもありますが、機能はまったく同じなので、入力がカンタンな/tpを使っていればOKです。

座標を指定して移動

/tpコマンドの行き先は、座標で指定することができます。X=100,Y=70,Z=120にテレポートしたいときは、次のコマンドを実行します。

/tp 100 70 120

/tp、X座標、Y座標、Z座標という順で入力します。/tpとそれぞれの数値のあいだは、半角スペースです。

/tpコマンドで指定する座標には100000とか1000000といった、現在地から遠くはなれたところの座標も使うことができます。多くのコマンドがすでに生成されたチャンクにだけにしか影響をあたえられないのに対して、/tpコマンドはまだ生成されていないチャンクにプレイヤーや他のエンティティをテレポートさせることができる点が特徴です。ただし、ディメンションをまたいだテレポートはできません(オーバーワールド→ネザーなど)

距離を指定して移動

/tpコマンドで座標を入力するときに、数字だけの「絶対座標」ではなくチルダ(~)を使った「相対座標」を使うと、現在地からの距離を指定してテレポートさせることができます。次のように入力すると、現在地からX軸方向(東)に100ブロックだけ移動します。

/tp ~100 ~ ~

上のコマンドのように座標を「~○」と入力すると、「現在地から○移動する」という意味になります。○にはマイナスの数字も入力が可能で、~-10 64 ~ というように絶対座標とまぜて使うこともできます。

相対座標を使うメリットは、「現在地や移動先の座標をしらべなくてすむ」という点です。「100ブロックくらい移動したい」「20ブロック上昇したい」といったときは、チルダを使うと楽にコマンドが実行できます。

キャレットを使ったローカル座標で指定する方法もあります。キャレットは視線を基準にしたいときに使う入力方法で、次のようにコマンドを入力すると、左に3、上に4、前に5ブロックテレポートします。

/tp ^3 ^4 ^5

「見ている方向に向かってテレポートする」ので、地面を見ながら上のコマンドを実行すると、地面にめり込みます(地面(前)に向かって5ブロックテレポートする)。視線を気にしなければいけないため少し扱いがむずかしいですが、方角を気にせずテレポートできるという点は便利です。ただし、キャレットを使った表記は、絶対座標や相対座標と一緒に使うことができません。

tpコマンドの応用的な使い方

/tpコマンドでニワトリをテレポートさせる

友達のところにテレポート

/tpコマンドは移動先にプレイヤーを指定して実行することができます。マルチプレイで友達のところにテレポートしたいときにとても便利です。プレイヤーの名前がスティーブ(steve)とアレックス(alex)だとしたら、次のように入力するとスティーブがアレックスがいる場所にテレポートします。

/tp steve alex

プレイヤー名のところはターゲットセレクターを使えます。下のコマンドを実行すれば、自分がスティーブの場所にテレポートします。

/tp @s steve

友達から離れてしまって、どこに行ったかわからないときなどに活用できる使い方です。

エンティティの向きを変える

/tpコマンドはエンティティの向きを変えてテレポートさせることができます。テレポート先を現在地にすれば、その場で回転だけさせることも可能です。次のようにコマンドを入力します。

/tp @s ~ ~ ~ ~90 ~30

上のコマンドを実行すると、コマンド実行者がその場で現在の向きから水平方向に90度回転し(右回転)、30度だけ視線を下に向けます。テレポート先の座標を入力したあとに、「水平方向の回転」「垂直方向の回転」という順番で入力します。下のように、チルダを使わずに入力することもできます。

/tp @s ~ ~ ~ -90 0

上のコマンドを実行すると、コマンド実行者をその場で-90度の方角(真東)、垂直方向0度(真横)の方向に向けさせます。値と向きは次のような関係になっています。

水平方向の値方角
-180.0(180.0)北(Z軸のマイナス方向)
-135.5北東
-90.0東(X軸のプラス方向)
-45.0南東
0.0南(Z軸のプラス方向)
45.0南西
90.0西(X軸のマイナス方向)
135.0北西
垂直方向の値向き
-90.0真上
-45.0ななめ上
0.0真横
45.0ななめ下
90.0真下

Java版マイクラでは、F3キーを押すと「Facing」のところで現在の向きを確認することができます。

デバッグ画面で表示される水平方向、垂直方向の値

下のコマンドのように「facing ~」や「facing entity ~」を指定すると、指定した座標やエンティティの方向を向かせることも可能です。

/tp @s ~ ~ ~ facing 100 64 120

現在地から遠すぎる座標を指定してしまうと、ほとんど向きが変わりません。

動物をテレポートさせる

/tpコマンドはテレポートさせる対象をターゲットセレクターで指定できるため、動物やモンスターもテレポートさせることができます。例えば下のように入力すると、近くにいるウシがコマンド実行者のいる場所に引き寄せられます。

/tp @e[type=cow] ~ ~ ~

次のようにコマンドを入力すると、もっとも近くにいるゾンビ1体がコマンド実行者のすぐ近くに引き寄せられます。

Java版/tp @e[type=zombie,limit=1] ~3 ~ ~

統合版/tp @e[type=zombie,c=1] ~3 ~ ~

次のようなコマンドを実行すると、範囲内にいるエンティティだけをテレポートさせることができます。

Java版/tp @e[type=pig,distance=..5] ~ ~ ~

統合版/tp @e[type=pig,r=5] ~ ~ ~

上のコマンドを実行すると、コマンド実行者から5ブロックの範囲にいるブタが、コマンド実行者に引き寄せられます。また、次のように範囲を指定することもできます。

/tp @e[x=100,y=0,z=100,dx=200,dy=100,dz=200] ~ ~ ~

上のコマンドを実行すると、X=100,Y=0,Z=100からX=200,Y=100,Z=200の範囲にいるエンティティすべてが、コマンド実行者に引き寄せられます。ドロップしたアイテムや、廃坑のチェストなどもワープしてきます。

馬を探す

/tpコマンドはエンティティを他のエンティティのいる場所にテレポートさせることができるため、次のように入力すると馬を一瞬で探し出すこともできます。

Java版/tp @s @e[type=horse,limit=1]

統合版/tp @s @e[type=horse,c=1]

上のコマンドを実行すると、コマンド実行者がもっとも近くにいるウマの場所までテレポートします。limit=1c=1といった対象を限定する記述がないと、テレポート先に@eを指定できないので注意が必要(統合版では指定できるものの「対象が多すぎます」と表示されテレポートできない)。

拠点(リスポーン地点)に戻る

/tpコマンドを使うと、どこからでも一瞬で拠点に戻ることができます。ただし、拠点の座標を覚えておかなければいけません。忘れないようにするためにも拠点をつくる場所は100や200など、キリのいい座標にしておくのがオススメです。

拠点に設置した防具立てなどに名前をつけておき、次のコマンドで戻ってくるというやり方もあります。

Java版/tp @s @e[type=armor_stand,limit=1,name=base]

統合版/tp @s @e[type=armor_stand,name=base]

上のコマンドは、コマンド実行者を「base」という名前の防具立てにテレポートさせるコマンドです。名札を使って防具立てに名前をつけておけば、その名前を使ったtpコマンドでいつでも戻ってこれるようになります。体力が多くて死ににくいアイアンゴーレムなどをターゲットにするのもいいです。

テレポート装置

コマンドブロックにtpコマンドを実行させることで、ブロックに乗るとワープするワープポイント、スイッチを押すとテレポートするテレポート装置などを作ることができます。下の画像は、ゲートと感圧板を設置しただけのカンタンなテレポート装置です。シーランタン(海のランタン)のアニメーションテクスチャのおかげで、それっぽい雰囲気になっています。

テレポート装置

ゲートの下にはコマンドブロックが隠されていて、感圧板をふむとコマンドブロックに入力されているtp @p 123 70 456のコマンドが実行されます。これは、もっとも近くにいるプレイヤーがX=123,Y=70,Z=456にテレポートするというコマンド。こういったものを拠点と行き先に一つずつ設置しておくと、一瞬で行き来できて便利です。

似たような仕組みの装置を用意すれば、動物を柵の中にワープさせたり、モンスターをとらえたりといったことが簡単にできます。ただ、/tpコマンドは行き先の指定が必要なので、ランダムな位置にテレポートさせることができません。ランダムにテレポートさせたいときは、/spreadplayersコマンドを使いましょう。

いっしょによく使うコマンド

/locatebiomeコマンドで荒野を探してテレポート

locateコマンド

/tpコマンドと一緒に使うことが多いのは、/locateコマンドです。/locateコマンドはワールドに生成された構造物の座標をしらべることができるコマンド。/locateで座標をしらべて、/tpでテレポートという流れです。次のように入力すると、もっとも近くにある廃坑の座標を表示させることができます。

/locate mineshaft

Java版の場合は、チャットウィンドウを開いて表示された座標をクリックすると、自動的に/tpコマンドが入力されます。表示された座標を覚えなくてもいいので、とても便利。統合版ではできないので、座標を覚えて/tpコマンドを入力する必要があります。

locatebiomeコマンド

/locatebiomeコマンドも、/tpコマンドと一緒に使うことが多いコマンドです。こちらはバイオームを探すことができるコマンドで、次のように入力するともっとも近くにあるジャングルの座標を調べることができます。

/locatebiome jungle

ただ、このコマンドが使えるのはJava版だけです。スイッチやPE等でバイオームを探したいときは、バイオームファインダーなどの外部ツールを使って座標をしらべ、/tpでテレポートしましょう。どうしてもコマンドで探したければ、/locateコマンドでtempleを探してヒントにするといいですが、templeはジャングル(ジャングルの寺院)、砂漠(砂漠の寺院)、湿地帯(ウィッチの小屋)、雪のタイガ(イグルー)いずれかなので、確実ではありません。

以上、マイクラでテレポートできる/tpコマンドの使い方の紹介でした。指定した座標にテレポートできるだけでなく、行き先にエンティティを指定したり、プレイヤー以外のMobやドロップアイテムを引き寄せたりすることができるのは面白いです。コマンドブロックを使えば、テレポート装置の建築もカンタン。遠方に何度も行き来するときはかなり便利なので、ぜひ作ってみてください。

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