OptiFineのスポーンチャンク読み込みの検証【マイクラ】

OptiFineを導入するにあたって困るのが、スポーンチャンクの読み込みが止まってしまうこと。トラップや自動装置が稼働しなくて、アイテムの回収が進みません。そこでこの記事では、OptiFineのスポーンチャンク読み込みの検証と、停止を回避する設定方法を解説しています。無事動くようになったので、ぜひ参考にしてください。

OptiFineでスポーンチャンクの読み込みが止まる

OptiFineを導入すると、デフォルトの設定ではスポーンチャンクの常時読み込みが停止されてしまいます。私のワールドでも、スポーンチャンクに作ったアイアンゴーレムトラップが動かなくなっていました。鉄インゴットがたまっているはずのチェストが空っぽです。

OptiFineは絶対に外せないMODですが、スポーンチャンクが読み込まれないのはキツイ。なにかの間違いであってほしいという思いで、バニラにセーブデーターをコピーして確かめてみました。すると・・

うん、普通に稼働していますね。OptiFineによってアイアンゴーレムトラップが動かなくなっているのは確定です。ちなみにマイクラとOptiFineの組み合わせは、Minecraft 1.16.5×OptiFine HD U G8。1.12.2とかでもやってみましたが、結果は同じでした。

スポーンチャンクはマイクラの重さへの影響があるため、軽量化のためにこういった設定になっているのかも。しかし後述しますが、スポーンチャンクですべての読み込みが止まるわけではなさそうです。

でもアイテムは消える

OptiFineを導入したマイクラでも、スポーンチャンクでのアイテム消失は通常どおりおこります。実際に次のような手順で確認しました。もちろん「サーバー負荷を分散」の設定はオン（デフォルト）です。

1. 初期スポーン地点で、地面にアイテムを落とす
2. アイテムを落とした場所から1000ブロック離れる
3. 5分以上たったら戻って、アイテムが消えたかどうかを確認する

新しくワールドを作り、初期スポーン地点の座標をメモします。

足元にアイテムをドロップします。ケーキです。

「/tp ~1000 ~ ~」のコマンドでその場から1000ブロック離れます。

Windowsのアラーム＆クロックで時間計測。

5分経過したので、/tpコマンドでメモした座標まで戻ります。

するとアイテムが消えていました。何度か試しましたが、アイテムが消えずに残っていることはありませんでした。

念のためスポーンチャンクではない場所でも同じことをやってみたところ、アイテムは消えずに残ったままでした。

スポーンチャンクは初期スポーン地点を含むチャンクを中心に19×19と考えればいいので、初期スポーン地点から1000ブロック離れたところ（スポーンチャンクではないところ）に移動。適当にアイテムを落とし、その場から1000ブロック離れて5分待機。もとの場所に戻ってアイテムを確認という流れでの検証です。

スポーンチャンクではないところは離れれば読み込みが止まるので、5分以上たってもアイテムは消えないはず。そのとおりの結果となりました。

アイアンゴーレムトラップは止まるけど、アイテムの消失は止まらない。少しややこしいところです。

OptiFineでスポーンチャンクをアンロードさせない設定

OptiFineを導入したマイクラでスポーンチャンクをアンロードさせないためには、ビデオ設定にある「サーバー負荷を分散」をオフにすればOKです。設定 → ビデオ設定 → パフォーマンスの設定にあります。

OptiFineを導入すると、この設定がデフォルトでオンになっています。オフにしたところ、無事アイアンゴーレムトラップの稼働が確認できました。

「サーバー負荷を分散」の設定は、シングルプレイでFPSを安定化させるための設定です。オンとオフを切り替えてもFPSの数値がすごく高くなったり低くなったりすることはありません。私の環境では以下のような感じ。

状態	オンの平均FPS	オフの平均FPS
静止	29	29
飛行	29	24

※描画距離を伸ばしてFPSを下げつつ計測。

オンとオフの違いはほとんど実感できないので、オフのままプレイしても大丈夫。ということで、OptiFineでスポーンチャンクの読み込みが止まる問題は、「サーバー負荷を分散」を「オフ」にすれば解決できます。

OptiFineの他の設定項目については以下のページで説明しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。

以上、OptiFineでスポーンチャンクの読み込みが止まる問題と解決策の紹介でした。たまっているはずのアイテムが全く無いことがわかったとき、え？なんで？？？？前回とってから結構時間たってるよね？なんか壊れた？と、頭の中が「？」でいっぱいになってしまいました。OptiFineを無効化することなく解決できてよかったです。もし同じ問題に直面していたら、ぜひ参考にしてください。