マイクラ1.18洞窟と崖アップデート第二弾。洞窟や山のようすが大きく変わるアプデということで、ワールドがどのように変わったのかを紹介しています。新しい洞窟や鉱石の生成率、新しいアイテムやMobなどについてもしっかりまとめているので、ぜひ参考にしてください。
洞窟と崖アップデートの配信日と概要
バージョン | 1.18 |
名称 | 洞窟と崖 パート2 (Caves & Cliffs: PartⅡ) |
リリース日 | 2021年11月30日(日本時間12月1日) |
マイクラ1.18洞窟と崖アップデートPart2は、2021年11月30日リリースのマイクラの大型アップデートです。山岳や洞窟などの生成が以前のバージョンから大きく変わっていて、新たなバイオームも追加。ブロックをおける限界硬度が256から384に、地下もY=-64まで広がり、Y=-59~-1にも洞窟が生成されるようになりました。
洞窟と崖アップデート以前とくらべると、地下の雰囲気はかなり変わっています。見慣れた廃坑も、通路が深層岩に変わると違う構造物のように感じますね。最近はめっきりやっていなかった洞窟探検にも、また出かけたくなってきます。
洞窟と崖アップデートはシステム的な変更が多くなったことで、当初から2回にわけてリリースされることが発表されていました。バージョン1.18は、そのパート2です(パート1は、2021年6月9日にリリースされた1.17でした)。次のバージョンの1.19もワイルドアップデートとして2022年にリリースされることが決まっています。
新たに追加された要素
新しい洞窟
以前のバージョンでは何もなかったY=0以下のマイナス高度にも、洞窟が生成されるようになりました(Y=-59まで)。Y=8より高いところは、これまでと同じように壁や床が石ブロックでできており、Y=0~8で石が徐々に深層岩におきかわっていきます。Y=0より低いところはすべて深層岩です。鉱石も深層岩で生成されます。
上の画像は、同じ場所で撮ったスクリーンショットです。1.17で作ったワールドを1.18で読み込んでみると、Y=0あたりの岩盤がとりのぞかれてマイナス高度に洞窟が生成されています。ダンジョンやアメジストジオードが生成されているのも確認できますね。Y=0以下には、ダンジョンが多く生成されるようになっています。
洞窟にチーズ洞窟(Cheese Caves)、スパゲッティ洞窟(Spaghetti Caves)、ヌードル洞窟(Noodle Caves)という3種類の特徴的な空洞が作られるようになりました。
種類 | 特徴 |
---|---|
チーズ洞窟 | チーズにあいた穴のように大きな空洞。天井から床まで伸びる柱が特徴で、鉱石が露出していることも多い。帯水層が多く見られる。 |
スパゲッティ洞窟 | 細く長い洞窟。見た目はこれまでの洞窟とほとんど同じで、小さい帯水層が生成されることもある。 |
ヌードル洞窟 | スパゲッティ洞窟よりもさらに細く、曲がりくねっている洞窟。空洞というよりは、プレイヤーがかろうじて通れるだけのスキマという感じ。 |
これらのなかでもチーズ洞窟はかなり大きな空洞になっていることがあり、複数の帯水層が生成されると、地下にいるにもかかわらず絶景を見ることができます。
まるで地底世界があるかのようです。このクラスのチーズ洞窟ならエリトラで飛ぶこともできるし、拠点をつくって地底生活をするのも楽しそう。
画像のような「帯水層」は、地下のいたるところに生成されています。これまでも地下に湖のようなものが生成されることはありましたが、1.18から生成されるのはより大きくて深く、湖というよりは海のような感じ。Y=0以下になると、水が溶岩におきかわります。
洞窟と崖アップデート第一弾ではシングルバイオームで生成したときしか見ることができなかった「繁茂(はんも)した洞窟」や「鍾乳洞(しょうにゅうどう)」が、第二弾アップデートで実際に生成されるようになりました。下の画像は繁茂した洞窟です。
天井からはたくさんのグロウベリーが垂れ下がり、床には粘土ブロックでかこまれた水たまりが生成されています。「洞窟の一部」というよりは、地上のバイオームと同じように広範囲にわたる「地形」という印象です。
1.17で追加されたウーパールーパーは、1.18から繁茂した洞窟の粘土ブロックの上でのみスポーンするようになっています。また、タラ・サケ・フグ・熱帯魚・イカ・イルカはY=50~64の高度でのみスポーンするようになっていますが、繁茂した洞窟では熱帯魚が高度にかかわらずスポーンできます。
鍾乳洞も、広い範囲に生成されています。
廃坑と合体してしまっていることもよくあります。ほかのバイオームよりも銅鉱石がたくさん取れるので、銅の鉱山として利用できます。鍾乳洞にある帯水層では、ドラウンド(溺死ゾンビ)がスポーンするようになっています。
新しい山
地上側はブロックの限界設置高度が256から320に引き上げられ、より高低差の大きい地形が作られるようになりました。雲が表示される高さも、Y=128からY=192に変わっています。
1.17までの山岳バイオームは「吹きさらしの丘」と名前を変え、山には「草地」「林」「雪の斜面」「尖った山頂」「凍った山頂」「石だらけの山頂」の6つのバイオームが追加されました。山岳バイオームにスポーンしていたヤギは、1.18から雪の斜面、尖った山頂、凍った山頂でスポーンするようになっています。
名称 | 草地 |
ID | minecraft:meadow |
特徴 | 平原などに隣接する山のふもとや高原に生成され、たくさんの花が咲いている。このバイオームでまれに生成されるオークの木、シラカバの木には、必ずミツバチの巣がついている。 |
動物 | ウサギ、ロバ、ヒツジがスポーンする |
構造物 | 平原の村、ピリジャーの前哨基地が生成されることがある |
名称 | 林 |
ID | minecraft:grove |
特徴 | 木がたくさんあるバイオームに隣接する山の斜面に生成される。雪ブロック、粉雪が地面に積もっている。 |
動物 | ウサギ、オオカミ、キツネ、ヒツジ、ブタ、ニワトリ、ウシがスポーンする |
構造物 | ピリジャーの前哨基地が生成されることがある |
名称 | 雪の斜面 |
ID | minecraft:snowy_slopes |
特徴 | 平原や雪のツンドラに隣接する山の斜面に生成される。雪、雪ブロック、粉雪でおおわれている |
動物 | ヤギのみスポーンする |
構造物 | ピリジャーの前哨基地が生成されることがある |
名称 | 尖った山頂 |
ID | minecraft:jagged_peaks |
特徴 | 雪、雪ブロック、石でおおわれた山頂で、まわりが比較的寒冷なバイオームのときに生成される。 |
動物 | ヤギのみスポーンする |
構造物 | ピリジャーの前哨基地が生成されることがある |
名称 | 凍った山頂 |
ID | minecraft:frozen_peaks |
特徴 | 雪、雪ブロック、氷、氷塊でおおわれた山頂で、まわりが比較的寒冷なバイオームのときに生成される。 |
動物 | ヤギのみスポーンする |
構造物 | ピリジャーの前哨基地が生成されることがある |
名称 | 石だらけの山頂 |
ID | minecraft:stony_peaks |
特徴 | 石、砂利におおわれた山頂で、まわりが比較的温暖なバイオームのときに生成される。帯状にのびる方解石が見られることがある。 |
動物 | 動物はスポーンしない |
構造物 | ピリジャーの前哨基地が生成されることがある |
山頂系バイオームがあるところはかなり高い山になっていて、頂上の近くでもたくさんの石炭鉱石や鉄鉱石が採取できます。見つけたら採掘にも挑戦してみましょう。
次のバイオームは、バイオーム名(ID)が変更になりました。
旧バイオーム名 | 新バイオーム名 |
---|---|
Tall Birch Forest 巨大シラカバの森 | Old Growth Birch Forest シラカバの原生林 |
Giant Tree Taiga 巨大樹のタイガ | Old Growth Pine Taiga マツの原生林 |
Giant Spruce Taiga 巨大マツのタイガ | Old Growth Spruce Taiga トウヒの原生林 |
Snowy Tundra 雪のツンドラ | Snowy Plains 雪原 |
Jungle Edge ジャングルの端 | Sparse Jungle まばらなジャングル |
Stone Shore 石の海岸 | Stony Shore 石だらけの海岸 |
Mountains 山岳 | Windswept Hills 吹きさらしの丘 |
Wooded Mountains 森のある山 | Windswept Forest 吹きさらしの森 |
Gravelly Mountains 砂利の山 | Windswept Gravelly Hills 吹きさらしの砂利の丘 |
Shattered Savanna 荒廃したサバンナ | Windswept Savanna 吹きさらしのサバンナ |
Wooded Badlands Plateau 森のある荒野の高原 | Wooded Badlands 森のある荒野 |
また、次のバイオームは削除されています。
英語名 | 日本語名 |
---|---|
Badlands Plateau | 荒野の高原 |
Bamboo Jungle Hills | 竹林の丘 |
Birch Forest Hills | シラカバの森の丘陵 |
Dark Forest Hills | 暗い森の丘陵 |
Deep Warm Ocean | 暖かい深海 |
Desert Hills | 砂漠の丘陵 |
Desert Lakes | 砂漠の湖 |
Giant Spruce Taiga Hills | 巨大マツのタイガの丘陵 |
Giant Tree Taiga Hills | 巨大樹のタイガの丘陵 |
Gravelly Mountains+ | 砂利の山+ |
Jungle Hills | ジャングルの丘陵 |
Modified Badlands Plateau | 変異した荒野の高原 |
Modified Jungle | 変異したジャングル |
Modified Jungle Edge | 変異したジャングルの端 |
Modified Wooded Badlands Plateau | 変異した森のある荒野の高原 |
Mountain Edge | 山麓 |
Mushroom Field Shore | キノコ島の海岸 |
Shattered Savanna Plateau | 荒廃したサバンナ高原 |
Snowy Mountains | 雪山 |
Snowy Taiga Hills | 雪のタイガの丘陵 |
Snowy Taiga Mountains | 雪のタイガの山 |
Swamp Hills | 湿地の丘陵 |
Taiga Hills | タイガの丘陵 |
Taiga Mountains | タイガの山 |
Tall Birch Hills | 巨大シラカバ丘陵 |
Wooded Hills | 森のある丘陵 |
Hills系、Mountains系、Plateau系バイオームと、使われていなかったバイオームが削除されています。1.17までは地形の高さをバイオームによって制御していましたが、1.18からのワールド生成方式ではメインバイオーム内で高低差の大きい地形が生成されるようになっているため、それらが必要なくなりました。もともとHills系バイオームはメインバイオームと見た目がほぼ同じで見分けがつきにくかったので、1.18のバイオーム区分のほうがシンプルでわかりやすいですね。
バイオームが削除されたことによって、構造物の生成も次のように変わっています。
- すべての砂漠に村と砂漠の寺院が生成される可能性がある
- すべてのタイガに村とピリジャーの前哨基地が生成される可能性がある
- すべての沼地にウィッチの小屋が生成される可能性がある
- すべての雪の降るタイガにイグルーが生成される可能性がある
以前のバージョンからの変更点
鉱石分布(生成率)の変更
オーバーワールドが上下に64ブロックずつ広がったことに合わせて、鉱石が生成される高度にも変更がありました。「調整した」というよりは「一新された」と言ったほうがいいレベルの変更なので、採掘するときは注意が必要です。何も考えずにY=11でブランチマイニングしておけばいい、というわけにはいかなくなっています。
新しい鉱石の生成高度は、次のとおりです。
鉱石 | 生成高度(Y座標) | ピーク |
---|---|---|
石炭鉱石 | -2~256 | 96 |
銅鉱石 | -18~112 | 48 |
鉄鉱石 | -63~72、78~256 | 16、256 |
金鉱石 | -63~32 | -16 |
ラピスラズリ鉱石 | -63~64 | 0 |
レッドストーン鉱石 | -63~15 | -59 |
ダイヤモンド鉱石 | -63~16 | -59 |
エメラルド鉱石 | -16~256 | 256 |
覚えておきたいポイントは、次の3つです。
- 石炭・鉄が高所でもたくさん生成される
- レッドストーン鉱石、ダイヤモンド鉱石は最深部でたくさん生成される
- 金鉱石はマイナス高度で、ラピスラズリ鉱石はY=0付近でたくさん生成される
1.17まではY=11の高度で掘っていればすべての鉱石を集めることができましたが、1.18からは鉱石別に掘る高度を変えたほうが回収効率がよくなる場合があります。特に石炭・鉄・銅はマイナス高度にあまり生成されないので、ほかの鉱石とは別に採掘したほうが効率がいいです。各鉱石のくわしい生成方法や生成率は、マイクラの鉱石まとめ!鉱石分布や効率のいい高さも解説で紹介しています。
地下に、まれに鉱脈が生成されるようになりました。Y=0以上の高度では花崗岩と銅鉱石で構成される鉱脈が、Y=-1以下では凝灰岩と鉄鉱石で構成される鉱脈が生成されます。原石ブロックを見つけたら、それは鉱脈の目印。まわりを掘ってみましょう。大量の鉱石を発見することができます。
Mobのスポーンなど
マイクラ1.18からは、モンスターが明るさ0の場所でしかスポーンできなくなりました。1本の松明で広範囲が湧き潰しできることになりますが、明るさ1はかなり暗いので結局明かりは必要です。 下の画像で置かれている白っぽいブロックの右端が、明るさ1です(Java版:デフォルト設定)。このままでは、ほぼ見えません。
ダンジョンもスポナーの上に松明を1本置くだけで制圧できてしまいます。スポナーを使ったモンスタートラップで明かりを設置している場合は、光源の撤去が必要になる可能性があるので注意が必要です。遮光ガラスなどを活用したいですね。
また、ウマ、ラバ、ロバ、ラマが、餌に反応するようになりました。1.17までは金のニンジンなどを食べさせることはできたものの追いかけられることはありませんでしたが、1.18からはブタの前でニンジンを持ったときと同じように追いかけてきます。
Mob | 反応するアイテム |
---|---|
ウマ、ロバ、ラバ | 金のニンジン、金のリンゴ、エンチャントされた金のリンゴ |
ラバ | 干草の俵 |
そのほか、エンダーマンが水入りスプラッシュ瓶でダメージを受けるようになったり、ヒカリイカがY=30以下でのみスポーンするようになったりと、細かい変更が加えられています。
ブロックの変更
時間とともに成長するブロックの、グロウベリー、コンブ、ねじれツタ、しだれツタがハサミで成長を止められるようになりました。先端にハサミを使用すると、先端のブロックの「age」の値が伸びることのできない「25」に設定されます。これまではほうっておくとスペースがあるだけ伸びるので建築への活用が難しかったですが、これで使いやすくなります。
ハサミを使っても「ショキンッ」と音がするだけで見た目は変わらないですが、どれだけ時間がたっても伸びません。
Java版では、エンチャントテーブルがレベル7の明るさをもつようになりました。統合版ではもともと明るさをもっていたので、それに合わせて変更された感じです。
暗闇の中でもうっすらと見えますが、デフォルトの明るさ設定(暗い)ではほとんど見えないので松明は必須です。湧き潰しはしなくても大丈夫ですね。
構造物
マイナス高度(Y=0以下)で化石が生成されるとき、化石の一部が石炭鉱石ではなくダイヤモンド鉱石で生成されるようになりました。化石じたいなかなか発見できないので、すごいお宝を見つけた感じがします。クリエイティブモードでも、見つけると嬉しいです。
化石は砂漠や湿地バイオームの地下に生成されるので、探してみるといいです。
また、マイナス高度にダンジョンが多く生成されるようになっています。ダンジョンは壁や床が丸石なので、スペクテイターモードですぐに発見できます(Java版)。
ビデオ設定の設定項目
1.18から、Java版で「演算距離」の設定ができるようになりました。演算距離の外側ではエンティティやブロックが更新されなくなるので、距離を短く設定することでCPUの負荷を抑えることができます。統合版では以前からあった設定項目ですが、Java版にもついに実装されました。
1.18ではワールドで溶岩流や水流がたくさん生成されるようになった印象があり、描画距離を長くしているとFPSが下がりがちです。しかし演算距離を短くしておけば、カクつきをだいぶ抑えることができます。デフォルト設定は12チャンク、最低設定は5チャンクです。設定→ビデオ設定で、設定を変えることができます。
低スペックPCを使っているJava版プレイヤーには非常にありがたい変更ですね。
以上、マイクラ1.18洞窟と崖アプデPart2のまとめでした。地上はこれまで以上に高低差のある地形が作られるようになりました。絶景を探し出すのも楽しいし、鉱石を集めるために山にでかけたくなります。地下でも高低差のある地形が生成されているので、まるで地面の下にもう一つの世界があるかのようです。地下のバイオームが追加されたこともあって、洞窟探検がより楽しめるようになっています。この記事では、細かい変更点をはぶいて紹介しましたが、それでもボリューム感のあるアップデート。新たなワールドを作って、もう一度冒険にでかけてみるのもいいですね。
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